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西村敏彦のほらふき・ドンドン
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| 近くの山の木で『木橋』を作る?? |
| 1月24日、25日に「木の建築フォラムin岩国」に出かけてきました。錦帯橋の平成の架橋工事が最後となる平成16年にあわせてフォラムが開かれたものです。 今回の錦帯橋の架橋工事には、松・桧・欅・ヒバ・栗などが使用されていますが、全て国産材であり、木材の調達においては「錦川流域木材協同組合」、工事においては「岩国建築協同組合」という地元の組織が主体となっており、岩国市民総意の熱気が感じられました。特に木工事においては地元の大工職の方々が先人に負けない技能技術をもって事に当たっていて、そういう姿勢が伝統技能の維持につながってゆくということが実感させられました。実際の桁組を見ると、伝統技能と金物がうまくバランスされた架構を形成していました。 我が国の木橋は戦後は完全に駆逐され、木造建築同様、昭和30年代より空白期に入りましたが、1980年代に入り大規模木造建築を復活し、近年徐々に木橋の事例がみられるようになりました。木橋復活の機運は自然に生育する材料として木材を見直す風潮の結果 であると考えられます。木材は自然素材であり、生産加工に要するエネルギーの消費や環境汚染が著しく少なくなっています。鋼製部材と木製部材の炭素発生量 を比較すると、1kg分の鋼製梁を木製梁に代えることにより、0.9・の炭素発生を抑制できるといわれています。 一般に木材は材質にバラツキがあること、燃えること、乾燥によるねじれ・割れが生じること、腐ったり虫に食われることが欠点として挙げられるが、新しい集成材料を始め、LVL、PSLと言った新しい木質材料が、接着剤、製造技術、防腐・防虫処理技術とともに開発されています。これらの材料の特徴として ・ 工場で長大・大断面材が量産できる ・ 強度的品質が極めて安定している ・ 乾燥材のため、狂いが少なく、熱膨張率が少ない ・ 防腐・防虫処理により、長期耐久性がある。 ・ 自然素材のため、自然景観へマッチする があげられます。 上記の特徴を生かしてヨーロッパでは イ) エールイン橋(オーストリア) 全長123m・巾員3.3mの道路橋(3連結トラス形式) ロ) マルヒフエルト橋(オーストリア) 全長36m・巾員3.4mの歩道橋(アーチ橋) ハ) タールキルヒエン橋(ドイツ) 全長200m・巾員14.5mの道路橋(13連続トラスアーチ形式) などの例があり、集成材と接合金物がうまく使われています。 我が国でも最近10年間で大小50余りの木橋が建設されているようです。「設計基準の整備」と「材料の供給体制の確立」が問題点として残るようですが、我が国林業界にとっても朗報であります。 <近くの山の木で『木橋』を作る!!>運動などがおきると愉快なのですが・・・・。 |
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