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西村敏彦のほらふき・ドンドン
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| カシコイ住まい手をめざして 第2回 |
| バルコニーの功罪 新しいローマ法王がコンクラベを経て、広場に面した教会の高い位置から集まった信者たちに手を振る姿がテレビのニュース映像で見られた。その場所が本来の「バルコニー」である。この西洋趣味が明治に入り和洋折衷(擬洋風)建築として木造住宅に定着し始めた。明治村の西郷吉之助の住宅を見ればその経緯が見てとれる。 さて、最近7年以上程度経ったルーフバルコニーの濾水調査依頼が多い。 濾水原因には 住まい手の生活の仕方を観察するとバルコニーの使用目的は布団や洗濯物を干すぐらいで、バルコニーに椅子を持ち出し「お茶する」などということは皆無に等しい。それくらいのくらし方(バルコニーの使用目的)なのにルーフバルコニーを作るということはリスクが大きすぎるのではないだろうか?私たちの作るバルコニーは一度屋根を作った上に置屋式のバルコニーを作るか、住宅と縁をきった上で柱建てで独立したものを作る。アルミの既製品のオシャレなやつでもいいし、木で作ってもかまわない。 日本人のDNAに西洋への憧憬が「記号」としてあるのがバルコニーかもしれない。それがルーフバルコニーを作り、手スリ立ち上がりを外壁と同質で仕上げるという作り方を生むのか?それにしてもリスクが大きすぎる! 木造ということを前提に考えると、木造は風や地震に対してキシミで保っている。ということはユレルということである。下地がユレル(というか動く)。その上にFRP防水がきちんとなされてない場合があり、2層以上の防水加工が必要となってくる。又、下地のコンパネも12mmの厚さのものを2枚重ね張をしないとたわんでしまう。さらに梁などが持ち出しになるために外壁回りに濾水のリスクが増える上に架構が複雑になってくるなどなど。 たかが、布団や洗濯物を干すためにルーフバルコニーを作ることはカシコイことではない。広大な別荘地で美しい風景を見ながら食事をする、お茶をするというのならば別の話であるが・・・・。 |
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