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大量生産・大量消費・大量廃棄を前提とした経済(第一)主義の考え方から脱却し、持続可能な地域循環社会の構築に寄与するために九州の地域で生産される材料(木材や土や紙・布から工業製品に至るまで)を活用した家造りを積極的に進めていく。 |
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森と街、木の生産者と木の消費者を「顔の見える関係」で結び付け、良好な自然形態としての山(森)と健康な街(家)を取り戻すことに最大の努力をする。その往還を以って、グリーンコンシューマーたる賢い市民に成長するよう、「作り手」「住まい手」ともに努力する。 |
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上記のことを勘案して、九州の地域木材による「木の家づくり」を進めてゆく。そのためにも積極的に良好な状態に保たれた天然ムク材の使用を家づくりの主体とする。木や土などの自然素材のもつ特有のチカラややすらぎを引き出すような設計を基本とする。しかし地球全体や広い地域環境(例えばアジア)を考えた場合、工業製品がエコロジーと判断された時、或いは科学技術でサスティナブルだと判断された時など工業製品の使用は否定しない。 |
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現在「木」を科学する研究は日進月歩である。木組や土壁(小舞壁)、板倉などが実験により検証され合理的に解析されつつある。私たちはその実績をふまえながら、地域の伝統的民家の流れに乗る「現代民家」ともいうべき家づくりをめざす。サスティナブルな家づくりを目指しているが金物の使用を否定するものではない。 |
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住宅は2世代〜3世代の長さに渡って使いつづけられるものである。そのためライフサイクルアセスメント(L、C、A)を勘案し自然素材を基本にしながらも工業製品を適材適所で使っていく。出来上がった時よりも時間の経過とともに味わいのでてくる「古美(ふるび)る」住宅を良しとする。 |
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住宅は人々のくらしを盛る器である。一緒に住むことを「家族」と定義した時に『「家族」のコミュニケーション』を基本においた家づくりをする。そのためにも「くらし方」について徹底的に対話し、その議論を基に設計を積み上げてゆく。したがって家づくりは各々違っていて一様ではない。 |
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長寿命住宅を保つためには日々のメンテナンスや営繕が基本となってゆく。そのため「住まい手」は自分でできることは自分でやるようにし、「作り手」は前記の行為が遅滞無く行なわれるような「作り手」の体制を採る。建替えなどの場合は改修診断を行い、既存の家のチカラを存続できるように努力し、いたずらに新築を勧めない。尚、積極的に「再生建築」に取り組んでゆく。 |
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住宅性能表示制度による高ランクの住宅が良い住宅ではない。しかし程々の性能は必要である。構造を最重点に置くが、各部門レベルは の対話によって進めてゆく。京都議定書発効の2005年の最重要課題は「省エネ」ということになる。「省エネ」は「くらし方の工夫」と「家づくりの技術」の両輪がそろってこそ達成されると私たちは考える。「住まい手」のライフスタイルを勘案しながら「住まい手」と対話を進めていく中で、両輪を調和的にかみあわせどちらにも片よりすぎないような家づくりを提案する。 |