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西村敏彦のほらふき・ドンドン

カシコイ住まい手をめざして第4回

アイランド型キッチンがナヤマシイ
 最近の2件の仕事でアイランド型キッチン(あるいはそれに近いもの)が採用された。アイランド型キッチンはセレブなどの邸宅によくある代表的なもので、日常のキッチンとは別にホームパーティなどの習慣のある欧米で発達してきたものである。日本では今まで使われるケースがあまり多くなかったが、スペースさえ許せばまわりが開放されるので、のびのびとした感じの大変気持ちのいいキッチンとなります。スローフード運動の影響かどうかわかりませんが、最近流行っている家族又は友人大勢で料理づくりを楽しむにはもってこいの型です。
 アイランド型キッチンにはシンクだけのもの、コンロだけのもの、両方あるものと3つのパターンがありますが、コンロをアイランドの中に組み込む場合にはナヤマシイ問題がでてきます。特別に排気に注意が必要になります。収集力のある大きなフードを取り付ける必要がでてきます。その上にコンロ直上のフードで排気を全量収集できない場合も考えた時、補助の換気扇がぜひ必要となってきます。
また、アイランド上に収納を付けることはおススメしません。実際に使いにくいだけでなく、せっかくの開放感が失われてしまいます。収納は壁面でとるのがよいでしょう。そのように考えてくると、例えば限られた床面積でLDKを想定する場合には、キッチンの占める面積が大きくなってきます。プランの仕方にもよりますが、いわゆるリビングらしいリビングをしつらえることをあきらめることが必要になります。例えばジャイアントテーブルをおいて広めのダイングルームだけとするなどの発想の転換が必要となってきます。また、ダイニングの部分をアイランドの中におさめてしまうとDKが全部キッチンのようになってきます。そうすると「見せるキッチン」という考えもうかんできます。キッチン什器をステンレス製などのデザインコンセプトで揃えるのも楽しいかなと思います。マア、しかし、「見せるキッチン」だと整理整頓、清掃が不可欠になってきます。

 

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