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西村敏彦のほらふき・ドンドン
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| 「収納」が大繁盛 | ||
| 古来から、日本の起居様式は「床」そのものを生活面として、寝たり、食べたり、仕事をしたり・・・と床と密着した生活を展開してきた。そのような起居の仕方を「ユカ座」といい。欧米流の「イス座」と区別されている。 ユカ座の生活では、床は衛生的であることが求められ、家の中では履物を脱ぐ習慣が定着していった。同時に体と床が密着するところから、接触感や保温性に優れた材料が選ばれてきた。床はイス座におけるテーブルやイスやベッドなどと同等のものであった。作業する際には床は無限の作業台として利用でき、連続した作業を行うには非常に都合がよかった。その時の状況に応じて何でも広げられる自由は、一方で暮らし方にけじめを必要とした。出したら、しまう。広げたら、片付ける。きちんとしたけじめは室内に心地よい秩序を与える。しかし、部屋の片すみに寄せて文字どおり“片づけ”るだけで終わりというような生活態度も肯定された。これは楽であり便利でもある。ゆえにユカ座の生活様式はモノを床面から切り離して整理収納する習慣をつけにくくさせたともいえるだろう。
私たちは、このようなゴタゴタしたものを仕舞う現代の納戸というべき「多目的クローゼット」というものを提案している。幅1間の細長い部屋で、一方の壁に婚礼ダンスセットや戸棚を置き、もう一方の壁に30p〜45p幅のオープン棚を木工事で造りつけるものである。家事室なども兼用させると非常に便利です。 収納量を確保しながらインテリアデザインを整えるためには、建築全体を総合的な観点から判断することが大事である。細かな寄せ集めではなく、トータルに収納を考えてゆけば整った空間を手に入れることができるであろう。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・つづき |
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