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西村敏彦のほらふき・ドンドン
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| 祝☆『自遊空間』bQ 契約 | ||
| 『自遊空間』のbPであるT邸が竣工してから1年、Yさんと『自遊空間』による新築工事の契約を11月7日に結ぶことができました。正直いって“2棟目の契約まで長かった”というのが実感です。 T邸の構造見学会とオープンハウスは参加者も多くとても好評でした。また、昨年11月に開催された九州森林ネットワーク主催のフォーラムに講師として来福されていた「新建ハウジング」編集長の三浦氏と「こらこらコラム」の野池氏の両氏よりT邸見学の希望があり見ていただきました。『自遊空間』のコンセプトは両氏には好評で、家づくりの情報を提供して工務店を支援する立場の三浦氏からは「コストパフォーマンスの高い家だ。売れるんじゃない」という言葉をもらい、温熱環境にはうるさい野池氏からは「いいんじゃない。冬は暖かくて夏は涼しそうな家だ」という言葉をもらいました。若いユーザーが増えたことにより、コストとコミュニケーションの面で『もりの家』の家づくりに限界を感じていた私たちにとって、本当に心強い二人の言葉でした。それから問い合わせはたくさんいただきましたが、土地の問題等でうまくいきませんでした。T邸の後の8月に竣工したA邸はオーナーが家相にこだわりがあり、最初から『もりの家』を希望されたため2棟目の『自遊空間』はおあずけとなっていました。全国で同じような試みをされておられる建築家の方や「МUJI 木の家」ものなかなか棟数が伸びず苦戦しているようです。プロトタイプを進めている建築家の戸塚さんや丸山さんと勉強会でお会いすると「方向性としては間違っていないはず」と話し合っていました。
Y邸は8m×8mの総2階のモジュールと東面の北と南に配置された2m×3mの平屋の部分で構成されています。1階部分の北側に浴室、脱衣室(3.6畳)、多目的クローク(7.2畳)と配置しました。脱衣室の後背には洗濯物を干すための脱衣室から出入りするサンルームがあります。大家族の主婦にとって衣類を洗う、干す、取りいれる、たたむ、アイロンをかける、収納する、季節の衣類を管理するという作業は重労働です。この作業をできるだけ短時間にそして楽にできるようにと考えました。Y邸では対面式キッチンを採用していません。奥様から強い希望がなかったこともありますが、リビングとダイニングの間は1.8m長の作業カウンターを設け、お子さんが調理、配膳、片付けに参加したり、親子でお菓子づくりを楽しめるようになっています。ご両親と一緒に寝ている小さなお子さんいるY邸の夫婦寝室は1階につくることが理想的なのですが、広いLD(自遊空間だから可能)を実現するために2階へ配置しました。5人の子供のためのスペースは、1個の個室と広いフリースペースで構成されています。小さな個室群をつくるという案もでたのですが、将来(子供たちが進学や就職で家を離れる)のことを考えて、子供部屋を固定的に考えず、子供たちの成長に応じて、個室は受験の時期など個室を必要とする子供が使い、広いフリースペースを家具やスクリーンで緩やかに分けて使っていこうということに落ち着きました。 『自遊空間』のコンセプトの一つに、家そのもののコストを抑えて、敷地内に小さな森(自然)をつくるということを提案しています。Y邸の敷地は道路のある北側を除いた3方を雑木林に囲まれた素晴らしい環境であえて造園工事の必要がないため、その予算をご主人の趣味のスペースに当てることができました。南北に配置された平屋に囲まれた凹型の部分に屋根と風の抜ける壁を作ります。ご主人はこの半屋外のスペースで室内のご家族の顔を見ながらバイクの整備を楽しむことになりそうです。
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