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野池政宏のこらこらコラム
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| 我々は化学物質の健康影響に対する考え方を見直す時期に来ている 野池政宏 2003年5月 |
| 私は唯一毎日見ているホームページがある。それは東京大学の安井至という人が個人的に作っているものである。きっかけは何かの文章を書くときに何かのことを調べていて見つけた。衝撃的だった。それまでの自分の環境問題に対する考え方の根拠になっている知識がいかにいい加減だったかを深く反省した。大学当時の理科的な問題に対する真摯な姿勢を思い出した。 もちろんここで書かれた情報を盲目的に信じているわけではない。ただ、私が理解できる範囲で考えても、いまなんとなく「常識」と考えられていることが「非常識」と断言できるものがたくさんあることは間違いない。 その安井氏が書いた『環境と健康』(丸善)、『続環境と健康』(同)という2冊の本を読んでほしい。そして、安井氏のホームページで知った『シリーズ 地球と人間の環境を考える』(日本評論社)という本のすべてを読んでほしい。 そのシリーズに『ダイオキシン 神話の終焉』という本がある。私はその本を読む間、情けなさと悔しさと悲しさが入り混じった感情によって涙が止まらなかった。こんなことはこれまでの人生でなかった。 我々は素直に反省する時期に来ている。謙虚に環境問題への捉え方を見直す時期に来ている。もし安井氏の本や日本評論社のシリーズ本の内容が理解できなければ、それを理解する努力をする時期に来ている。 環境問題を理解するには、基本的だがそれほど簡単ではない自然科学、社会科学、人文科学的な知識が必要になる。環境問題について何かを社会に表現しようとしているという自覚があるなら、その知識を得る努力をしなければならない。 「井の中の蛙」にならぬ よう、私は努力する決意をしている。同じような決意をみなさんに求めたい。 なお、安井氏のホームページはyahooで「市民のための環境学ガイド」と検索すればトップに出てくる。 |
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