| エコハウス(自然住宅)を「再生可能な天然資源を出来る限りそのまま使い、廃棄する時にも環境負担が少なく、生活することで病気にならず、我が国の自然環境に合った長持ちする住宅」と定義する。 具体的には以下のように基本方針を定める。 |
| 1.科学物質の使用を極力抑え、室内空気汚染を最小限にとどめた住宅 | |
| 2.カビ・ダニが発生しにくい構法を取り入れた住宅 | |
| 3.気候風土や立地条件を考慮した住宅 | |
| 4.耐久性・耐震性・断熱性を考慮した住宅 | |
| 5.廃棄された時、環境に悪影響をおよぼしにくい住宅 | |
| 6.なるべく国産材(後背地の山でとれた木材)を使用した住宅 (但し、現地の環境を著しく乱し、森林破壊を招いたり、薬剤処理されたものでなければ外材の使用可) |
| A 基礎工事 |
| (1)型枠材に熱帯材合板を可能な限り使用しない。 | |
| (2)基礎パッキンを使用してネコ土台とした上に、建築基準法に乗っとった床下換気口をとる。 | |
| (3)土壌改良は行わないため、ベタ基礎とする。 | |
| (4)土間コンクリート天端〜1階床高を800mmとする。 | |
| (5)財団法人 住宅保障機構が定めた仕様を基本とする。 | |
| (6)スウェーデン式サウンディング調査は独立した調査会社で行う。(杭工事会社の土質調査は使用しない) |
| B 木工事 |
| (1)CCA注入材、クレオソート塗布材、防腐防虫加工材など有害化学物質で処理されている材料は使用しない。 | |
| (2)基本的には合板は使用しない。生態系や社会的背景、コストなどを勘案してやむを得ない場合にはF☆☆☆☆仕様とする。 | |
| (3)土台・大引等はヒバ・桧・薫煙処理した杉、柱は杉・桧、梁・桁は杉・松などを使用する。土台・大引等にはホウ酸を塗布し、工事中においての白アリ忌避の効果 を期待する。(ホウ酸は無機物で揮発後は無害である) | |
| (4)構造材、造作材はともに人工乾燥材(20%程度)と天然乾燥材(25%程度)を各部位 において使いわける。 | |
| (5)プラスターボード、ラスボードはすべてビス止めとする。 | |
| (6)接着剤は可能な限り使用しない。但し、床なりは極力生じないように配慮する。やむを得ない場合は低公害仕様の木工用接着剤を使用する。 | |
| (7)外壁は壁内通気工法を採用する。 |
| C 内装工事 |
| (1)塩化ビニールを含んだ材料は使用しない。 | |
| (2)石油化学製品など有害化学物質を含んだ接着剤は使用しない。 | |
| (3)壁紙ののりは主として、でんぷんのりとする。添加物を使用したとしても低公害仕様とする。 | |
| (4)たたみは石油化学製品は使用しない。低農薬わらによるわら床、無染土による泥染めによるたたみ表を使用したものを使う。 |
| D 左官工事 |
| (1)下地処理にも有害化学物質を可能な限り使用しないで、低公害仕様とする。 | |
| (2)土カベ・しっくい・プラスターには、防カビ剤・防腐剤などの有害化学物質は可能な限り使用しない。 |
| E 建具工事 | |
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木製建具 |
| (1)防腐・防虫加工材など有害化学物質で処理されている材料は使用しない。 | |
| (2)フラッシュ戸はF☆☆☆☆仕様の合板を使用する。 | |
| (3)框戸は反り、割れ、コストなどを勘案してスプルース材の使用を原則とするが框戸の玄関扉については桧材を使用する場合もある。 | |
| (4)フスマは機械すき和紙を使用する。 |
| 鋼製建具 |
| (1)開口部はアルミサッシ使用を原則とするが「もくまど」〈旭硝子(株)〉を使用する場合もある。 | |
| (2)ガラスは温熱環境を考慮して、ペアガラス・熱反射ガラス等を使用する。 |
| F 家具工事 |
| (1) 防腐・防虫加工材など有害化学物質で処理されている材料は使用しない。 | |
| (2)接着剤は可能な限り使用しない。 | |
| (3)木工造作で本体を製作し、扉を建具工事とする。 | |
| (4)キチンセットはホーロー製、ステンレス製を原則とするが、コストを勘案して合板使用がやむをえない場合でもF☆☆☆☆仕様とする。 |
| G 断熱工事 |
| (1)壁内結露対策のため外壁には基本的には羊毛断熱材を使用する。天井・床にはコストを勘案してグラスウール・ロックウールを使用する。 | |
| (2)断熱材の厚みは新省エネ基準以上とする。 |
| H 塗装工事 |
| (1)室内に関しては無塗装を原則とするが、使用する場合(床・カウンター上・手すり)天然系塗料を使用する。 | |
| (2)屋外に関しては水性塗料を使用することを原則とするが、オーナーがアレルギーなどの場合は天然系塗料を使用する。 |
| I 設備工事 |
| (1)給水給湯施設工事 硬質塩ビ管を使用しないでポリエチレン系管を使用する二重管工法とし、維持管理や交換を容易にする。 | |
| (2)電気設備工事 プレートは樹脂プレートを使用しないでステンレス製を使用する。 | |
| (3)換気設備工事 家の内部に「風の道」をつくり、第三種換気(吸気は自然換気で排気は機械換気でおこなう)で高換気化をはかる。 小屋裏換気・軒先換気などを通して躯体内の換気にも留意する。 |
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