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−「プチ☆壁を創る人たち」−  S 邸 B棟

 B棟の外観は蔵をイメージした和風のデザインです。亡くなられたお父様はご実家が解体された時にでた造り酒屋の印の入った鬼瓦を大切に保管されておられました。Sさんから「新築に際して、この鬼瓦をどこかに使いたい」という希望があり、蔵のイメージが決まりました。母屋の家紋入りの鬼瓦とともに、B棟の東側塀に使われています。
 7月12日にS邸B棟でお子さんと奥様が玄関ポーチの壁を創りました。初め、お子さんたちは壁を創ることに消極的でしたが、いさ、作業が始まると、結構、夢中になって楽しんでおられるご様子でした。
まず、土ののった板から鏝で土をすくう(職人さんたちは楽々とやっておられるのですが)ことができない。原田さんの指導の下、卓球の素振りさながらの特訓?を経て、壁塗りに挑戦しました。次は、ビー球・おはじき・色ガラス・石などを自由に埋めていきました。大人と違って子供たちは発想が豊かで、思い切りがいいので、面 白い壁になりました。埋め方にもご兄弟3人それぞれの性格や個性があって、見ている私も楽しめました。
室内はモダンな和風
・床は42cmの燻煙した無垢の杉板
・天井は無垢の杉板
・壁は貝灰漆喰鏝押さえしあげ、貝灰漆喰松葉引き仕上げ、無垢の杉板、紙クロス
・建具は障子と戸襖を多用
リビング図書コーナー 下部には温水パネルヒーター

蔵をイメージした和風の外観 ・外壁1階はガルバリウム鋼板横ブキ    2階部分は砂貝灰ソフィア仕上げ ・和風の木製玄関引き戸 ・造作の木の戸袋LDの奥様のワークデスクと温水パネルヒーター

造作家具 ・下足入、キッチン作業カウンター、本棚、ダイニングの棚とワークデスク、洗面 脱衣室のベンチと収納だな、ダイニングテーブルと椅子、食器棚

2畳大のトップライトから光あふれる吹き抜けには
・開閉できる和紙ポリカ板を使用した建具を(光天井)
・2階部分には土佐和紙の障子とオリジナル欄間が

家紋入りの鬼瓦→

 

 


オーナー紹介にかえて  オーナーS.Yさんが書いてくださった家づくり体験記です。B 棟
 「オープンハウスの原稿をお願いします。」 西村奥さんからそう言われて、「いよいよ家が出来上がるんだな。」という感じです。
 せっかく自分達の思い通りの家を建てられるのだし、今まで我慢してきたところもあるし、何度もできることではないからと設計の時からいろいろと“希望”を述べてきました。そういう私たちに、西村ご主人の一言。「言葉は悪いけど、言わせてもらうなら強欲やん。そげん100パーセント完璧じゃないといかんですか。」確かにそうなんですよね。ついつい、“ここは、こうしたい。あそこは、ああしたい。”と欲張ってしまいます。でも、土地の広さや形は限られているし、その他様々な条件は変えられない。希望をかなえようとすれば金額もかさむ・・・。西村さんご夫妻は、本当に必要なものや快適な生活にする上で役立つアイデアはすんなりと受け入れて、予算もふくらまないように相当に努力してくれます。でも、無駄だと思われることに関しては、たとえ自分たちが儲かることであっても、そう簡単に受け入れてはくれません。そこがとても有難かったです。(でも、ちょっぴり不満?これが、以前どなたかのオープンハウスのチラシで読んだ「西村さんと話しといると、だんだん夢が壊れていく・・・」ということかな?)そういう誠実な仕事ぶり(お人柄?)だからこそ、安心して家造りをお願いできました。
でも、自分達は家造りについては素人でよくわからないからプロの西村さんにお任せし、強面の(へへへ・・・すいません)西村ご主人の力説にその場では納得したはずなのに、後になって、「やっぱり・・・」「じつは・・・」とグズグズ言い出す私達のせいで(?)何度か西村ご主人の体調を崩させてしまうこともありました。
 そんなこんなでおよそ8ヶ月。がっしりと丈夫な上に、健康や環境に配慮され、明るく、すっきりと落ち着いた感じの家が出来上がりました。二棟同時に建てる・夏休みの間に引っ越しをしたいという希望のため、工期的にも窮屈なところが多々あったようですが、予定どおりにお盆過ぎには引越しできることになりました。ありがとうございました。

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